高2の第1回英検で準一級に落ちているし、以下の模試の成績から分かる通り英語が特別という訳では無かったので世界史を捨てることはできなかった。
ここでは主に再現性の無い世界史の勉強方法を紹介しようと思うが最後にスピーキングとリスニング英作文の対策ももちろん再現性は無いが軽く紹介していきたいと思う。
※注意
7月からYouTubeで世界史20話プロジェクトを見て夏休みには1周し終えていたので完全に初学からでは無い。
外大の傾向
志望校に決めた時、とりあえず東進過去問データベースで過去3年分の過去問の解答を見た。範囲はおそらく大後悔時代から。各5点のクイズみたいな問題が70点分、論述が20点分、穴埋めみたい問題が10点分。クイズ問題で知らない単語は各年2か3。この時点で勝利を確信した。文化史から毎年1人出ることや論述では文章から読み取れることを書くことが多いという側面があるのも分かり傾向を上手く掴め、運良く当日も例年通りの問題構成だった。
12月に志望校を東京外国語大学に決め、共通テストは社会1科目と理科基礎で出願できたため共通テストまで世界史を勉強することをやめた。
共通テストが終わった後自己採点で世界史が46点で衝撃を受けたが、12月にできると確信していたのでこの時決めたことは3つ。
1Try itと『時代と流れで覚える!世界史B用語』だけをやる
2基本を徹底する
3理解よりも知識を優先する
4余計な情報を見ない
◯Try it と『時代と流れで覚える!世界史B用語』だけをやる
英単語帳と同じように1冊を完璧にすることが大事だと知っていたので教科書は一切読むのをやめ、try it を1ページ分ずとつ視聴して、そのあと赤シートと用語集を使って覚えるという作業を三周やった。3週間でtry itに付いている問題演習を完璧にしてその後の約2週間は用語集しか使用していない。
◯基本を徹底する
難しい問題は出ないことを知っていたので用語集の中でも覚えにくい単語は諦めて覚えやすいものから優先して定着させ、確実に答えられるようになることを意識して取り組んだ。また、文化史は必ず出る気がしたので落とさないように念入りに覚えた。予想は的中し、□2の問3「スペイン内戦下の1937年、ピカソが発表したこの絵画の題名を答えなさい。」問5「近代細菌学の開祖として知られるこの学者の名を答えなさい。」という問題が出て10点分は確実な得点ができた。
◯理解よりも知識を優先する
何度も述べている通り、外大の世界史は全国でもトップレベルに簡単だと思う。時代の流れや歴史の因果関係などの本質を理解するより表面的な知識でなんとかなる簡単なテストである。歴史の流れを理解するにはそもそも知識が必要なので暗記を避けてはいけない。このことに夏の失敗で気付いていたため高度なことはしなかった。論述問題の対策は後回しにして過去問2年分の論述の解答を赤本で読んだ程度で、実際に自分で書いてみるといった練習は1度もすることが時間的にも知識的にも出来なかった。
◯余計な情報を見ない
ネット上には迷惑なお節介がたくさん存在している。武◯塾チャンネルを筆頭に余計な参考書を推奨して参考書ソムリエになってしまう。我々はそういった情報によって自分がやっていることが正しいのか不安になって打ち勝たなければならない。勉強系YouTuberはなんのために動画を投稿しているのか今一度考える必要がある。
おすすめYouTuber
Rちゃん
きりまる
えみ姉
探偵ちゃん
高須幹也(高須クリニック)
英語スピーキング対策
公式で出ているYouTubeを見るのが1番の対策だった。どんなことが聞かれるのか、どんなことを評価されるのか、それを知ることができるのは大きかった。英語を喋ることに慣れていなかったので自分で録音した自分の英語の発音に絶望した。今から英会話をやるのも遅いしどうしようか考え、色々調べたらspeakというAIのスピーキングアプリを見つけた。よく出来ていて言いたいことを酷い英語で喋っても言いたかったように訂正してくれて、自分の発音も確認することができた。本番も機械に向かって喋る形式なのでこの選択は正解だったと思う。1,800円の課金で1ヶ月使える。約3週間前から1日1時間程度このアプリを使って練習した。
英語リスニング、作文
共通テスト後、初めて過去をときても足も出なかったのが大問5である。5分近くの英語を聞き、200語の要約と200語の意見論述をするという問題。私は1週間前まで泣きながら過去問をやった。配点は合計80点と最も高い。担任の先生がアドバイスをくれ、最後の1週間は学習スタイルが確立された。やったことは以下の4点。
1 英語でドキュメンタリーを視聴
2Ted ed
3English Express
3和文英訳教本
◯英語でドキュメンタリーを視聴
直前期はとりあえずベッドで横になってiPadでYouTubeの視聴をすることが多かった。以下の2つはフランスとドイツがそれぞれ英語でドキュメンタリーを作成しているのでBBCやABCで英語のニュースを見るより聞き取りやすく始めやすい。
◯Ted Ed
2024年度入試は環境問題の話だったが2023年度の入試は心理学によっている内容だったので要約問題はTed Ed を最も多く使った。
◯English Express
これは余裕がある人だけが手を付ければいいと思うが、ネイティブの英語に慣れるためにはこれが1番力が付くと思う。
初級のみを1、2回目音声のみ3、4回目シャドウイングスクリプト確認5回目音読を繰り返しました。
◯和文英訳教本
共通テスト後から二次試験までにやった参考書はこの一冊のみ。全部で100程度の和文英訳問題があり何周したかは覚えていないが最後には全ての例文を暗唱することができるようになる完成度まで仕上げた。1〜3周目は全ての解説を読み、英語特有の時制や自然な言い回しなどの定着を目指した。実際に本番の英作文はこの本に書いてあった物とほとんど同じ文を3か4文は使った。例文暗記はスピーキングテストにも大いに役立った。
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